「最近の便器って、なんだか流れが弱い気がする」「もう少し節水したいけど、便器ごと交換しないとダメ?」——新築やリフォームの相談で意外と多い、トイレの“流れ”のお悩み。実はTOTOの便器の多くは、後から「洗浄水量」を変更できます。知っておくとちょっと得する水量調節の基礎知識を整理しました。
なぜ「洗浄水量を変える」必要があるのか
現行のTOTO主力便器(ネオレスト・GG・ピュアレストなど)は大4.8L/小3.6Lというかなりの節水設計が標準です。20年前の便器(13L級)と比べると3分の1以下の水しか使っていません。ただし節水性能が高いということは、その分配管の状況にシビアになるということでもあります。
水量を増やしたいケース
古い排水管で勾配が少ない物件(マンション・古い戸建て)、リフォームで便器だけ交換したら流れがイマイチになった、紙の使用量が多く詰まりが心配——など。
水量を減らしたいケース
水道代を抑えたい、環境負荷を減らしたい(SDGs/ZEHの文脈でも増えています)。
対象になるのは、こんな機種
TOTO公式サイトによれば、洗浄水量の変更に対応しているのは主に次のシリーズです。
- ネオレストシリーズ(NX / LS / AS / RS / AH / RH / DH)
- GG / GG-800 / GGA
- ピュアレストシリーズ(EX / QR / MR)
- パブリックコンパクト便器 ほか
機種ごとに調節できる組み合わせは異なりますが、おおむね大4.8L・小3.6L ⇄ 大6L・小5L ⇄ 大8L・小6Lといった段階で切り替えられるイメージです。
自分で変更できる?それとも業者に頼むべき?
結論は「やればできる。でも、自信がない方はTOTOメンテナンスに頼むのが安心」。TOTO公式には機種ごとの施工説明書抜粋と施工動画が公開されており、一般の方でも手順を確認できます。ただし次の点にご注意ください。
- 止水栓を必ず閉める——床が水浸しになる事故が多いです
- タンク内の部品は精密——力任せにいじるとパッキンを傷めて水漏れの原因に
- 機種ごとに「調節ネジ」「ダイヤル」「電子設定」など方式が違う——型番を必ず確認
- 水たまり面の水位低下は、水量調節とは別の問題
不安な場合はTOTOメンテナンス株式会社への依頼がおすすめです。機種に合わせて確実に調整してもらえます。
まとめ
トイレの流れは、便器の性能だけでなく「排水管の勾配・延長距離・経年」とのバランスで決まります。私達の現場でも「便器を交換したら流れが悪くなった」というご相談はよくいただきますが、便器交換の前に、今お使いの便器の水量調節で解決できるケースもあります。
建築・設備の実務知識も学べる横浜のセットアップCAD教室へ、お気軽にご相談ください。
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