「毎日同じ手順の繰り返し作業を自動化できたら…」そんなCAD業務の悩みを解決するのが、Microsoftが無料で提供している「Power Automate Desktop(PAD)」です。プログラミング知識不要で、ドラッグ&ドロップで自動化フローを作れます。建築CAD業務での活用例を紹介します。
Power Automate Desktopとは
Power Automate Desktop(PAD)は、MicrosoftがWindows 10/11ユーザーに無料で提供しているRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールです。マウス操作・キー入力・ファイル操作などのPC作業を自動化するフローを、プログラミングなしで作成できます。
Power Automate Desktopの主な特徴
- Windows 10/11ユーザーは完全無料で使用可能
- プログラミング知識不要(ドラッグ&ドロップで操作)
- 200種類以上のアクション(ファイル操作・メール・ブラウザ等)
- 日本語対応済みでわかりやすいUI
- 既存のExcel・PDF・アプリと連携可能
建築CAD業務での活用例
図面ファイルの自動リネーム
「物件名_日付_図面種類」などのルールに従って、複数のJWW・DWGファイルを一括でリネームします。手作業での命名ミスを防げます。
フォルダの自動整理
日付・物件名・担当者名などの条件で図面ファイルを自動分類・移動します。月末の整理作業が劇的に楽になります。
PDF変換の一括処理
複数のCADファイルをPDFに変換する作業を自動実行。印刷設定の統一にも役立ちます。
メール送信の自動化
完成図面をOutlookで特定の取引先に自動メール送信。添付ファイルの付け忘れを防止できます。
進捗管理Excelの自動更新
図面フォルダの最終更新日を自動取得してExcelに記録します。進捗確認の手間が大幅に減ります。
バックアップの自動化
毎日決まった時間にCADデータをNASや外付けHDDに自動バックアップ。データ消失リスクを減らせます。
PADの始め方(簡単4ステップ)
Power Automate Desktopをインストール
Windows 11には標準搭載。Windows 10はMicrosoft公式サイトから無料ダウンロードできます。Microsoftアカウントが必要です。
新しいフローを作成
「+新しいフロー」をクリックしてフロー名を入力。デザイナー画面が開きます。
アクションをドラッグ&ドロップで組み立て
左側のアクション一覧から必要な操作(ファイルのコピー・メール送信等)を選んでフローに追加します。
実行・テスト
「実行」ボタンでフローを動かして確認。うまく動いたらスケジュール設定で自動実行にできます。
まとめ
Power Automate Desktopは、CAD業務の繰り返し作業を自動化するのに最適な無料ツールです。ファイル整理・PDF変換・バックアップなど、毎日の手作業を自動化することで本来の設計・製図作業に集中できる環境を作れます。
横浜のセットアップCAD教室では、CADスキルだけでなく、こうした業務効率化ツールも含めた実践的な指導を行っています。業務改善に関するご相談もお気軽にどうぞ。
無料相談・お問い合わせ