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【一覧あり】CADのおすすめ資格8選!取得するメリットや勉強の仕方も解説

「CADの資格は取得するべき?」「CADの資格でおすすめなのはどれ?」といった疑問をお持ちではありませんか。

CADの資格は複数の種類があり、業界や業者によって役立つ資格は異なります。そのため、取得する資格は、自分が働いている業界や、これからのどのような職に就職・転職するのかによって決めるのがおすすめです。

本記事では、CAD関連でおすすめの資格を8つまとめました。各資格がどのような業界で役立つのかについてもお伝えしていますので、ご自身の状況と照らし合わせながらチェックしてみてください。

CADの資格は仕事をするために必須?

CADの資格は仕事をするために必須?

そもそもCADの資格は仕事をする上で必須なのでしょうか。

結論を言うと、資格を持ってなくてもCADの仕事自体は可能です。ただし、CADオペレータなどは免許制ではないため、絶対に資格を取得しなければいけないといったことはありません。

とはいえ、CADの資格を取得しておけば、仕事をする上で有利に働く場面があります。そのため、CAD関連の仕事をする方の多くは、自ら進んで資格を取得するケースが多いです。

CADの資格を取得するメリット

CADの資格を取得するメリット

CADの資格を取得することで、具体的にどのようなメリットがあるのか気になる方も多いではないでしょうか。取得するメリットとしては、以下などが挙げられます。

  • 専門知識を持つことの証明になる
  • キャリアアップ・スキルアップにつながる
  • 転職や就職がしやすくなる

ここでは、3つのメリットについて詳細をお伝えします。そもそもCADの資格を取得すべきか悩んでいる方や、これから取得を目指す上でメリットを知っておきたい方は、ぜひチェックしてみてください。

専門知識を持つことの証明になる

CADの資格を持っていることで、CADに関する専門知識やスキルを保有することの証明になります。資格取得には単純なソフトな使用方法だけではなく、設計方法や実践スキルも求められます。

そのため、現場で役立つスキルを体系的に学んだ証拠となり、会社やクライアントからの信頼性が高まるでしょう。特に設計や製図の分野では専門知識やスキルが重視されるため、資格を取得していることが一つの安心材料になります。

キャリアアップ・スキルアップできる

CADの資格を取得すれば新たな業務へチャレンジすることが可能となり、業務の幅が広がります。会社内での評価も上がり、資格取得手当や昇進・昇給のチャンスが増えることもあります。

自分の市場価値が高まったり、収入が上がったりすることで、仕事にやりがいを見出せるケースもあるでしょう。業界でのキャリアアップやスキルアップを目指す方にとって、CAD資格の取得は有利に働きます。

転職や就職がしやすくなる

CAD資格を持つことで市場価値が高まり、転職や就職もしやすくなります。求人のなかには資格の保有を必須としているケースもあるため、資格がない状態よりも選択肢が広がるでしょう。

採用担当者に対しても、資格に関する専門知識やスキルを持っていることをアピールできます。特に、建築・土木・製造業などCADスキルを必要とする業界では、資格があることで即戦力として評価されやすくなります。

たとえ業界が未経験だったとしても、資格を取得していればポジティブな目で見てもらいやすくなるはずです。

CADのおすすめ資格8選【一覧表】

CADのおすすめ資格8選【一覧表】
資格一覧特徴
CAD利用技術者試験最もメジャーなCADの資格で、2次元・3次元ともに対応。
建築CAD検定試験建築分野に特化したCADの資格で、設計業務での利用が主な対象。
オートデスク認定資格プログラムAutoCADを中心としたオートデスク製品のスキルを証明するための資格。
Vectorworks操作技能認定試験Vectorworksに特化した資格で、設計業界での活用が多い。
CAD実務キャリア認定制度実務に直結したCADスキルを証明する資格。
3次元設計能力検定試験3次元CADに特化した資格で、機械や工業デザインに適している。
CADデザインマスターデザインに特化した高度な資格。
機械・プラント製図技能士機械やプラント製図に関する資格。

以下では、上記の各資格について、詳細をお伝えします。

CAD利用技術者試験

CAD利用技術者試験は、最もメジャーであり、2次元や3次元のCADスキルを認定する資格です。初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、製図の基本から高度な設計技術まで学ぶことが求められます。

【2次元CAD利用技術者試験】

受験資格2級・基礎:不要(誰でも受験可)
1級:1級取得経験者or2級有資格者のみ
開催時期2級・基礎:随時実施
1級:前期と後期に分けて年2回
費用基礎:4,400円(税込)
2級:6,050円(税込)
1級:16,500円(税込)

【3次元CAD利用技術者試験】

受験資格2級:不要(誰でも受験可)
準1級・1級:2級有資格者のみ
開催時期2級:随時実施
準1級・1級:前期と後期に分けて年2回
費用2級:7,700円(税込)
準1級:11,000円(税込)
1級:16,500円(税込)

建築CAD検定試験

建築分野に特化した検定で、建築設計におけるCADスキルを証明するための資格です。建築現場で即戦力として活躍できるスキルを身につけるため、実務を意識した試験内容が特徴的となっています。

AutoCADやjw_CADの汎用ソフトを使用して実際に建築図面を作成するため、ソフトの使用スキルや図面作成に関する知識が求められます。

2級・3級・准1級の試験が用意されており、誰でも受験可能なことから、建築業界で取得する方が多いです。4級の資格もありますが、受験できるのは団体の高校生のみなので注意しましょう。初めて受験する方は、2級または3級の取得を目指すのがおすすめです。

受験資格不要(誰でも受験可)
開催時期2級・3級:4月と10月の年2回
准1級:10月のみ
費用2級・3級:10,500円(税込)
准1級:14,700円(税込)

オートデスク認定資格プログラム

オートデスク認定資格は、AutoCADを扱う上で役立つスキルを認定するプログラムです。世界中で利用されるAutoCADの技術を証明するため、業界内でも高く評価されます。

受験資格オートデスク認定ユーザー:不要(誰でも受験可)
オートデスク認定プロフェッショナル:400時間程度の使用経験者のみ
開催時期随時実施(会場による)
費用オートデスク認定ユーザー:7,700円
オートデスク認定プロフェッショナル:13,200円

Vectorworks操作技能認定試験

Vectorworksは、建築やインテリアデザイン、ランドスケープデザインなど、さまざまな分野で使われるCADソフトで、特にインテリア設計に関する機能が豊富に搭載されています。この資格は、Vectorworksを扱うために必要な操作技術を証明します。

在宅受験が可能で、受験後すぐに合否の判定を受けることが可能です。取得難易度がそこまで高くなく、インテリア業界で働く方におすすめできます。

受験資格不要(誰でも受験可)
開催時期随時実施(在宅受験)
費用3,240円(税込)

CAD実務キャリア認定制度

CAD実務キャリア認定制度は、実際の業務で活用できるスキルを評価する資格です。即戦力として求められるスキルを身につけていることを示すため、実務に直結する内容が特徴です。

受験資格不要(誰でも受験可)
開催時期2月と9月の年2回(TCADs以外は在宅受験)
費用TCADs:11,550円(税込)
3次元CADトレーサー認定試験:13,600円
3次元CADトレーサー認定試験:10,500円
CADアドミニストレーター認定試験:7,300円

3次元設計能力検定試験

この試験は、3次元CADに特化しており、主に機械や工業デザインの分野で必要とされる設計スキルを認定します。3次元モデリングや設計に関する知識を深めたい方におすすめです。

受験資格不要(誰でも受験可)
開催時期5月と11月の年2回
費用3次元CADコース:8,000円(税込)
図面作成コース:10,000円(税込)
プロ設計者コース:15,000円(税込)

CADデザインマスター

CADデザインマスターは、製図やデザインの高度なスキルを認定する資格です。デザイン業界での実績を証明するため、上級者向けの資格となっています。

受験資格不要(誰でも受験可)
開催時期10,000円(税込)
費用偶数月に実施(年6回)

機械・プラント製図技能士

国家資格である「機械・プラント製図技能士」は、実務経験を有する技術者向けの資格です。機械設計やプラント設計における製図スキルを証明するもので、非常に専門性の高い資格となります。

受験資格3級:不要(誰でも受験可)
2級:実務経験2年以上
1級:実務経験7年以上
※学歴によっても異なる
開催時期前期と後期の年2回
費用受験する都道府県により異なる

CADの資格を取得するための勉強方法

CADの資格を取得するための勉強方法

CADの資格を取得するための勉強方法としては、次の3つがあります。

  • テキストや動画で独学
  • スクールや通信講座で学ぶ
  • 実務経験を積みながら学ぶ

資格をスムーズに取得するためには、自分に合った勉強方法を選ぶことが大切です。ここでは、各勉強方法について詳細をお伝えしますので、参考にしてみてください。

テキストや動画で独学

独学であれば、コストを抑えて自分のペースで学ぶことができます。テキスト・書籍やオンラインの学習教材(動画チュートリアル)などを活用すれば、スクールに通わなくてもCADの基本〜応用までを学べます。

CADの基本操作や試験対策用の問題集も多く販売されているため、市販されている教材を使って計画的に学習を進めることが可能です。ただし、独学は自己管理が必要であり、不明点も自分で調べて解決する必要があります。

そのため、スケジュールを立てて継続して取り組み、自ら積極的に学ぶ姿勢が重要です。

スクールや通信講座で学ぶ

スクールや通信講座を利用すれば、効率的に学習することができます。専門講師から直接指導を受けられるため、独学では分かりにくい部分も理解しやすくなるでしょう。また、通信講座であれば自宅で学習できるので、時間や場所に縛られることがなく勉強できます。

試験対策講座や、資格取得後の実務に役立つスキルを学べるのも魅力です。費用は独学に比べると高くなりますが、着実に知識を習得し、資格取得を目指したい方におすすめです。

実務経験を積みながら学ぶ

実際の仕事を通じて、CADを学びながら資格取得を目指すのもおすすめです。設計や製図の業務を経験することで、実践的なスキルを身につけることができます。

実務を通じて学んだ内容は試験でも役立ち、資格取得後も即戦力としてそのまま活躍しやすいです。すでにCADを使用している職場に勤めている方や、インターンを通じて経験を積むことができる人に適した勉強方法と言えます。

CADの資格を活かせる主な業界・業種

CADの資格を活かせる主な業界・業種

CADの資格を取得することで、さまざまな業界や業種で活躍のチャンスが広がります。特にCADスキルが活かせる業界・業種としては、主に以下などが挙げられます。

  • 建築・土木業界
  • アパレル業界
  • インテリア業界
  • 自動車業界
  • 機械業界

ここでは、各業界でCADの資格がどのように役立つのか、詳細をお伝えします。

建築・土木業界

建築・土木業界では、設計図や施工図の作成にCADが不可欠です。建築物の外観や構造、インフラ設計などにおいて、精密な図面を作成するためにCADスキルが求められます。

CAD資格を持っていることで、建築設計士や土木技術者として、実務に直結するスキルを証明できます。採用や昇進に関しても有利に働くことが多く、CADの資格を活用しやすい業界と言えます。

アパレル業界

アパレル業界では、デザインやパターン作成にCADが活用されています。服のパターンを効率的に設計し、生産に反映させる際に使用されており、デザイナーにとって重要なツールとなっています。

アパレルに関するCADの資格を持つことで、デザイン部門や生産管理部門でのキャリアアップにつながる可能性もあるでしょう。

インテリア業界

インテリア業界でも、CADを使用して家具や空間のデザインを行います。インテリアデザイナーが家具配置や照明プランを立案する際には、正確な設計図が求められるため、CADスキルが重要です。

CAD資格を持っていることで、空間デザインやインテリアコーディネーターとしてのスキルをアピールでき、プロジェクトでの活躍の幅が広がるでしょう。

自動車業界

自動車業界では、車両の設計から部品の製造まで、3D CADを活用した設計が幅広く行われています。特に、車体のデザインやエンジン部品の製造においては、CADのスキルが必要不可欠です。

CAD資格を取得していれば、自動車設計の技術者や生産エンジニアとして、専門知識を持つ人材として評価されやすくなり、就職や転職の際にも有利になるでしょう。

機械業界

機械業界でも、CADを使った設計が日常的に行われています。特に、精密機械や工業製品の設計には3D CADが必要です。

CAD資格を取得することで、機械設計の技術者としてキャリアアップや、製品開発の現場でのスキル向上が期待できます。また、機械業界は今後も技術革新が進む可能性が高い分野であり、新しい技術を学び続けることで、さらに活躍の場が広がるでしょう。

CADの資格についてよくある質問

CADの資格についてよくある質問

CADに関する資格を目指す際、よくある疑問や不安についてまとめました。これから資格取得を検討している方にとって、重要なポイントを解説します。

そもそもCADとは?

CAD(Computer-Aided Design)は、コンピュータを使用して設計や製図を行う技術です。建築、機械、インテリアなど多くの業界で活用されています。

CADは図面をデジタルで作成・編集するため、設計の効率化や精度向上に役立ちます。CADスキルがあると、設計やデザイン業務を担当する際に非常に有利です。

CADの資格は取得しても意味ない?

CADの資格が取得しても意味ない、役立たないといったことはありません。実践スキルを身につけるためにも、転職・就職を有利に進めるためにも、非常に意味のある資格です。

特に、建築、機械、自動車、インテリアなどの設計・デザインを行う業界では、CADスキルが求められることが多く、資格を取得することで自身のスキルを証明することができます。

転職や就職活動でのアピールポイントにもなり、キャリアアップや業務の幅を広げることが可能となるでしょう。CADスキルを持っていることで即戦力として評価されやすいため、資格を取得する価値は高いです。

CADの資格は難易度が高い?

CADの資格には初級から上級まで難易度に幅があります。例えば、「CAD利用技術者試験」の初級レベルは、基礎的な知識と技術を問う内容であり、独学でも比較的取得しやすいです。一方、上級レベルになると高度なスキルが求められ、実務経験や専門的な知識が必要になります。

どの資格を選ぶかによって難易度は異なるため、自分のスキルレベルに合った資格を選び、段階的にステップアップすることをおすすめします。

CADの資格は国家資格?民間資格?

CADの資格には、国家資格と民間資格の両方があります。例えば、「機械・プラント製図技能士」は国家資格であり、実務経験が必要な資格です。

一方で、「CAD利用技術者試験」や「建築CAD検定試験」などは民間資格です。民間資格であっても取得する価値は十分にあり、幅広い業界で認知されている資格なので、スキルの証明として有効です。

どちらを選ぶかは、目指す業界や職種に応じて決めるとよいでしょう。

【まとめ】自分のキャリアを考慮して取得するCAD資格を選ぶ

【まとめ】自分のキャリアを考慮して取得するCAD資格を選ぶ

ここまで、CADに関する主な資格や、活用できる業界などについてお伝えしました。CADの資格は複数あるため、自分の働く業界やキャリアにあわせて選ぶことが大切です。

資格がなくてもCADオペレーターなどの仕事は可能ですが、資格があれば信頼性が高くなり、キャリアアップもしやすくなるでしょう。まずは自分のキャリアや現状を整理して、どのような資格を取得すべきか考えてみるのがおすすめです。

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